会長所信
令和4年度 会長所信
令和4年度スローガン

新型コロナウイルスの影響により、買い物に行きたくても行けない、学校の友達と遊びたくても遊べない、おじいちゃんおばあちゃんに会いたくても会えない、今までの「当たり前」が通用しない時代が到来し、その年のその時にしか味わえない感情、経験できない事その機会が今どんどん失われています。また1年後、2年後の目標の為に頑張ってきた事さえも諦めなければならない人もいます。私たちの生活も含めYEG活動も限定され非常に窮屈になり、まるで幕末のような大きな生活の変化が訪れています。
しかしながら、新型コロナウイルスは私たちに思いやりの心を教えてくれました。私たちが闘うのはウイルスであって人ではありません。感染というリスクを背負いながら働いて下さっている方々や、感染から守ろうとしてくれている方々に感謝し、お互いに削り合う事ではなく、補い、思いやる心を大切にして、こんな窮屈な時代に私たちに何ができるのか?何をしなければいけないのかを探して行動していきたいと思い、令和4年度のスローガンを敬天愛人と掲げます。
故人の名言ですが、敬天とは子供の頃に両親、学校の先生たちから教わった「人間として正しいこと」を実践していく大切さ、愛人とは我々と同じように様々な活動をされている団体や個人、そして行政や時には学校教育機関との垣根を超えて地域のために考え、地域のために手を取り合い団結し、みんなの一歩が同じ方向に向かう様に願いを込めてつけさせて頂きました。
現代が抱える社会問題は数え上げればキリがありません。このような窮屈な時代背景の中で青年部活動として、先が見えない情勢下の街中に笑顔があふれる様な事業を企画、運営する事が重要だと考えます。そのためには、我々青年部だけではなく、関係諸団体、他団体との支え合いのまちづくり・地域活性化が必須です。どのような状況下においても、窮屈で面白くない世の中を面白く行動するためには私たちの心の持ち方1つです。 私たちは絶対に歩みを止めません。なぜならそれが私たち地域を支える青年部の使命だから。
令和4年度大府商工会議所青年部は20周年を迎えます。今日現在までの青年部の歩みは現役会員だけではなく、我々を育ててくれた、先人の努力や想いが詰まった20年であり、親会や歴代事務局員、各関係団体、多くの市民の皆様に支えられた20年でもあります。その想いや恩を大切にして、記録にも記憶にも残る活動を展開していき、5年先、10年先、その先の未来もこの大府に暮らし、働く人々の笑顔があふれる様な活動を、どのような状況下においても行っていく必要があり、商工会青年部から始まり商工会議所青年部の56年の活動を、そして地域の想いをカタチにしていく時期が来たと考えます。
組織としましては委員会数を増やし、新入会員の拡大育成や増強、会員のニーズをカタチにしていく未来向上委員会。会員同士はもとより各関係団体の交流発展を行っていく交流委員会。研修会、諸会議をはじめ、会員、参加者の資質向上、研鑽を目的とした研修委員会。関係各位と円滑な総務事業、行政への政策提言をする未来創造を行っていく総務委員会。そして皆様に支えられ、商工会議所青年部を育ててくれた20年をカタチにした周年事業を企画、運営をする周年推進委員会。
大きな目標を掲げますが、敬天愛人をスローガンに掲げて仲間たちと苦楽を共にした上に成り立つモノだと信じています。今までより少し背伸びをして活動に邁進し、実りのある1年、成長の1年、そして新しい時代への1歩として、どんな状況下でも同じ志を持った仲間たちと、おもしろきこともなき世をおもしろく。
令和4年度大府商工会議所青年部
会長 橋本 亮